能登半島地震で液状化現象による被害が出ている新潟市西区の警察署に、汚泥処理を目的とした悪質商法と思われる相談があり、警察が注意を呼び掛けています。

新潟西署によりますと、4日、新潟市西区に住む高齢の女性のもとを県外ナンバーの車に乗った男女が訪れ、「液状化現象による汚泥の処理をする。費用は4~5万円程度」と言いました。女性は、汚泥を処理してもらった後に「費用は20万円だ。領収証は出せない」などと言われ、一方的に高額費用を請求されて支払ったということです。警察は悪質商法とみています。
警察は、今回の震災被害に便乗して、汚泥処理や家屋等の点検修理名目などの悪質商法が敢行されるおそれがあるとして、見知らぬ業者が訪ねてきた場合は、安易に契約することなく、十分に注意して対応し、不安な時は警察へ通報するよう呼び掛けています。