今年最初の取引を迎えた東京株式市場では日経平均株価が去年の年末に比べ175円値下がりし、3万3288円で取引を終えました。
きょうの東京株式市場では午前9時の取引開始直後から小売や電機などの幅広い銘柄で売り注文が殺到。
日経平均株価は一時、700円以上下落し、3万3000円を割り込む場面もありました。
大幅に下落した背景にあるのは、元日に石川県・能登半島で起きた大地震です。
今も救助活動が続く中、被害状況の全容が見えないことから、個人消費の落ち込みや企業活動の低迷など日本経済への悪影響を懸念する見方が強く、株価の重しとなりました。
ただ、午後にかけては割安感の出た銘柄を買い戻す動きや円安の進行で自動車などの輸出関連株が買われたことで下げ幅を縮め、結局、きょうの終値は去年の年末に比べて、175円値下がりし3万3288円となりました。
東京証券取引所で開かれた新年恒例の「大発会」では地震や事故で亡くなった人々に黙とうがささげられたほか、例年行っている鐘を打ち鳴らす「打鐘」は中止となりました。
相場の格言で「辰年」は“昇り竜”のように大きく値上がりすると言われていますが、取引初日は厳しい滑り出しとなりました。
注目の記事
うどんを食べて育った「讃岐うどん雲丹」?!不思議な “食事シーン”をご覧あれ 水産科の高校生が飲食チェーンと共同研究し商品化【香川】

『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 「使命感で」体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発、また透析生活…次に命をつないだのは-

原因はまさかの“ヘビ”…変電所内で体長約1.5m、焦げた状態で見つかる 県西部で約7100世帯の停電 富山

【1300年ぶり天体ショー】“一生に一度の輝き” 緑に光る“レモン彗星”最接近へ 島の天文台館長が伝授「日の入り後1時間」の勝負

