韓国の情報機関は、北朝鮮にとって7回目の核実験を行う必要性が「以前より高まっている」との分析を明らかにしました。

韓国の情報機関「国家情報院」は、北朝鮮による7回目の核実験について「いつでも実施できるよう豊渓里にある核実験場を維持・管理している」と指摘。実施の時期については、金正恩総書記が「諸般の情勢を考慮し、政治的決断によって決める」と説明しました。

そのうえで、去年3月に公開した新型の核弾頭である「ファサン31」の性能を検証したり、威力を誇示したりするために「核実験を行う必要性が以前より高まっている」との見方を示しました。

北朝鮮をめぐっては、金正恩総書記が今年のはじめに「韓国に大きな波紋を起こす案を用意せよ」と側近に指示したとされていて、軍事挑発への警戒が高まっていました。