イランへの攻撃を続けるアメリカのトランプ大統領は作戦について、「まもなく終結する」との認識を示しました。原油価格などへの影響が広がるなか、本当に終結に向かうのでしょうか。
イスラエルとともにイランへの攻撃を続けるアメリカ。イラン赤新月社は、これまでに1万3000を超える民間施設が空爆を受け、65の学校に深刻な被害が出ているとしています。
トランプ大統領は9日、「イランの軍事力を完全に殲滅した」として、作戦が順調だと強調しました。
アメリカ トランプ大統領
「我々はこの作戦に携わっていることを誇りに思う。まもなく終結するだろう」
イラン情勢により原油価格への影響が広がるなか、トランプ氏は中東の石油輸送の要衝ホルムズ海峡をめぐり、イランに対し、こう警告しました。
アメリカ トランプ大統領(SNS)
「もし、イランがホルムズ海峡の石油の流れを止めるようなことをすれば、これまでより20倍激しい攻撃を受けるだろう」
イランへの攻撃をめぐり、「大幅に前倒しして作戦が進んでいる」と強調し、終結は「まもなく」だとの認識を示したトランプ大統領ですが…
アメリカ トランプ大統領
「(Q.今週、終結すると思いますか)そう思う。まもなくだ」
具体的な日程には言及しませんでした。
本当に「まもなく」終結させるのか。アメリカ政治に詳しい小谷教授は、原油価格など市場の動きが一つのポイントになると指摘します。
明海大学 小谷哲男 教授
「(トランプ氏が)当初、想定していたよりもマーケットが強く反発をしていると考えているはずですから、できるだけ早く、メンツを保てる形で戦闘終結に持っていきたいのだと思います」
ただ、イスラエルが早期の戦闘終結に同意しない可能性もあり、足並みは乱れ始めているとしています。
小谷教授は、攻撃で死亡した最高指導者ハメネイ師の後継者で、反米保守強硬派とされる次男・モジタバ師の今後の動向が注目点だといいます。
明海大学 小谷哲男 教授
「モジタバ師が強硬な姿勢を強みとするのか、柔軟に対話をするような姿勢を示すのか。そこをまず、トランプ氏としては見極めるということになると思います」
イラン革命防衛隊は10日、「戦闘の終結は我々が決める」と反論。緊張緩和への道はそう簡単ではなさそうです。
注目の記事
【3月9日】レミオロメンのカバーで1000万回再生 当時高校生だった3人が15年後の「3月9日」に再会した理由「この日しかないと思って【前編】

「おとうは、かっこいいけど…」 津波で父は行方不明 15歳の野球少年は30歳に 娘ができて初めて気づいた“父の偉大さ”

【講演全文・前編】3・11当時の気仙沼警察署長が「決断と後悔」語る【東日本大震災15年】

「この子と飛び降りようと…」2歳で失った左手 それでも息子は前を向き パラ陸上で世界を狙う白砂匠庸選手 見守り続けた両親と笑い合えるいま

「検診の痛みは、治療の100分の1」私が子宮頸がんで失った、腎臓と、自由と、子どもとの時間 放送作家・たむらようこさん

南極の氷が「最大42キロ」後退 失われた面積は「東京、神奈川、千葉、埼玉に匹敵」30年間の衛星データで判明 将来の海面上昇に警鐘









