JR東日本のダイヤ改正で京葉線の通勤快速などが廃止されることをめぐり、千葉県の熊谷知事がJR東日本側に通勤快速を廃止しないよう求めました。

JR東日本は来年3月に行うダイヤ改正で、千葉市内の蘇我駅と東京駅を結ぶJR京葉線について、午前9時台までと、午後4時以降の通勤快速と快速を廃止し、すべて各駅停車にすると発表しています。

千葉県の熊谷知事はこの改正に反対していますが、きょう午後、知事を訪問したJR東日本の千葉支社長らは知事に対し、ダイヤ改正の趣旨を改めて説明しました。

説明を受けた熊谷知事は、「県南部の地域づくりや、幕張新都心のまちづくりに力を入れている中、変更が行われたことは誠に遺憾」と伝えました。さらに、通勤快速をすべて廃止することは「県南部の利便性が大きく低下する」として、廃止しないことを強く求めるとともに、改正内容の見直しを行うよう申し入れました。

JR東日本側は「できることを最大限考えていきたい」と応じるにとどめました。