今回の能登半島地震は、余震の多さも特徴で、救助活動を難航させています。
東日本大震災の本震の後、2011年3月11日以降に宮城県内で震度5弱以上を観測した地震は3月31日までの3週間で6回ありました。
一方、能登半島地震で最大震度7を記録した1日午後4時10分の地震の後、石川県内で震度5弱以上を観測した地震は3日までですでに11回を数えています。
東日本大震災の震源の深さは24キロだったのに対し、能登半島地震は16キロと比較的浅い所で発生しました。

東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授は、「(震源が)内陸の浅い地震というのは余震が多い。数自体は少なくなっていくが、最大の余震は1か月、数か月後、1年後に起きることもあるので、まだまだ注意が必要」と話しています。