宮城県内の政党関係者からは、新総理と新しい連立政権に対する期待と懸念の声が聞かれました。

高市新総理の誕生に、県議会の自民党の会派では拍手が巻き起こりました。

自民党県連 佐々木幸士幹事長:
「女性初の総理が誕生した。国民のために政策を進めていってほしい。強いリーダーシップを高市さんには期待している」

今回新たに連立政権入りした日本維新の会。
地方議会でも自民党との連携を進めていくと話します。

宮城維新の会 小野寺健幹事長:
「税制改革や地方分権改革、私たちができることを自民党と強調しながらやっていきたい。自民党との連携は国の枠組みなので、地方でもその連携は進んでいくと考えている」

一方、連立政権を離脱した公明党。地方議会では、これまで通りの関係を続けたいと話すものの「議員定数の削減」には懸念を示しています。

公明党県本部 伊藤和博代表代行:
「公明党としては『政治とカネ』の問題に決着がつかないということで、連立を離脱する結果になった。多党化の流れの中で、少数意見をくみ取る比例代表は、大事な位置づけになる」

共産党県議団は、高市新総理の誕生に危機感を示しています。

日本共産党宮城県会議員団 三浦一敏団長:
「非常に大きな懸念を持っている。特に今回は自民党と維新の連立ということで、何といっても比例代表の削減、そのほか4兆円の医療費の削減問題とか、軍事費拡大の懸念とか、非常に危険な動きがこれから起きるのではないか」