本格的な夏山シーズンを迎え、県警山岳警備隊の遭難救助訓練が11日から始まっています。

上市警察署では県警山岳警備隊による夏山遭難救助訓練の出発式が行われ、布一幸雄地域部長が「迅速に的確に訓練にあたってほしい」と訓示しました。

県警によりますと去年、県内で発生した山岳遭難事故の件数は104件でうち7月と8月に39件と全体のおよそ4割を占めています。


飛弾 晶夫 山岳警備隊長:
「この暑さも含めて十分体調管理をして注意散漫にならないように水分、エネルギーを補給して安全に楽しく登ってほしい」

隊員らは、11日から9日間、剱岳一帯や雑穀谷で救助訓練を行うほか、県警ヘリコプター「つるぎ」との連携確認などを行います。