気象庁は先ほど、地震の状況を説明する3回目の会見を開き、津波注意報はすべて解除されましたが、「今後1日程度は海面変動が続く可能性が高い」として海に入っての作業などには十分に気を付けるよう呼びかけました。

気象庁地震火山部 鎌谷紀子地震津波監視課長
「津波注意報が解除になったからといっても、まだ津波が来ていることに変わりはありません。海の中で流れがありますし、ときには30センチくらいの津波になる可能性もあります」

気象庁は午前10時に、北海道から山陰にかけての日本海沿岸と、長崎県の隠岐・対馬などに発表していた津波注意報をすべて解除しました。

しかし、今後1日程度は津波に伴う海面変動が続く可能性が高いとして、海に入っての作業などには十分気を付けるよう呼びかけました。また、地震についても今後1週間程度は最大震度7程度の激しい揺れを伴う地震に注意するよう呼びかけました。

地震は断続的に発生していて、きのう午後4時以降、きょう午前9時までの間に震度1以上の地震が少なくとも147回発生したということです。

石川県能登地方では2020年12月から3年以上にわたり地震活動が続いていますが、今回の地震の揺れはこれまでの一連の地震よりも範囲が広がっていて、「地震活動は当面継続すると考えられる」ということです。