さらに大型車に関しては、海外輸出に備えて、2010年にナットが国際規格に変更されたことを指摘する声もあるといいます。これまでナットは、左(進行方向)に回して締めていたものが、右回しで締めるものに変更しました。これにより、走行中、左側のタイヤのナットには、常に締まる方向に力がかかっていましたが、国際規格に変更後は、緩む方向に力がかかっているという指摘です。

では、私たちドライバーは、タイヤの脱落を防ぐために、どのような点に気を付ければよいのでしょうか?
JAF日本自動車連盟の安藤純一さんは、タイヤのボルトやナットを締め直しや、定期的な点検を呼びかけています。
JAF日本自動車連盟札幌支部・安藤純一さん
「ナットやボルトの締め忘れがないか、最終的な締めつけをしたかどうか、運転前にいまいちど点検してほしい。脱落の原因は、締めつけたつもりが、締めつけていなかった、締めつけ忘れがほとんど」