屈指の好カード 天理×早実
第2グラウンド第2試合は、奈良の天理と東京の早稲田実が激突。1回戦屈指の好カードは予想どおりの大激戦になりました。前半、風上にたった天理が、2本のトライで14対0とリードを奪いますが、後半に早稲田実が反撃、キックを有効に使って、天理を自陣にくぎ付けします。開始2分、大内颯真選手がトライ。むずかしいコンバージョンキックも決めて7点差に詰め寄ります。
残り時間25分以上。ここから早実の怒涛の攻撃が始まります。素早い出足で、FW陣が前に出ると、天理にプレッシャーをかけ続けます。その圧力の前に、ペナルティーが重なって、なかなかピンチを脱出できない天理。しかし、ここから伝統校の底力を発揮しました。ゴールラインを背に、すさまじい執念で得点を許しません。2度にわたり、インゴールにボールを持ち込まれますが、最後まであきらめない集中力抜群のディフェンスで、グラウンディングをさせません。
「(奈良のライバル)御所実との対戦を通して、ディフェンスには自信を持っていた。特にモールディフェンスは、常に練習してきた。いつもどおりの自分たちのひたむきなプレーが出せた」と振り返った内田涼主将率いる天理。最後の最後まで攻め続けた早稲田実業の反撃を、防ぎ切って14対7で勝利して、シード校の関大北陽が待つ2回戦進出を決めました。














