日本で初めて電気風呂を設置した銭湯…その経緯とは?

京都・西陣にある「船岡温泉」。大正12年創業、レトロな雰囲気が残る佇まい。
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イギリスのヴィクトリアンタイルからヒントを得たマジョリカタイルが施された脱衣所、そして浴場が国の有形文化財に登録されています。
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船岡温泉は料理旅館を改装して始まった銭湯です。ご主人が取り出したのは…。
(船岡温泉 大野義男さん(90))「試験合格証明書です。電気風呂第一号です」
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実はここで1933年(昭和8年)に国に認可され日本初の電気風呂が設置されました。ケロッグ博士の発明から57年後のことでした。
(客)「ものすごく強く押されてるわ」
(客)「痛くない。(Q気持ちいい?)うん、ビリビリする」
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船岡温泉が電気風呂を設置したのにはある理由がありました。
(大野義男さん)「電気をお風呂に流して申請したら、これは特殊なものであるから『特殊船岡温泉』と。そんな許可をもらったらしいです」
開業当時、京都市内では手掘りで地下を掘っても温泉が湧くことはありませんでした。それでも温泉の認可を得たかった先代が思いついたのが電気風呂を設置することでした。その結果、船岡温泉は「特殊船岡温泉」と名乗ることが許されたのです。
電気風呂は東京では3割の設置率ですが、関西では8割以上の銭湯で設置されています。
(大野義男さん)「私は毎日入っています。外国人の方はビックリしたとか」
海外から輸入された技術ではあるけれど、日本独自の文化になった電気風呂。ビリビリと体に感じる電流が心地よいと面白いモノ好きの関西人に受けました。














