安倍元総理を突然襲った凶弾。実は、政治家をターゲットにした事件は過去にもありました。こうした事件が意味するものとは何でしょう。

■62年前の卑劣な凶行安倍晋三元総理の祖父も

1960年、総理官邸で開かれた自民党、池田勇人新総裁の就任祝賀会。そこで暴漢に刺され、重傷を負ったのが、安倍晋三氏の祖父にあたる岸信介氏でした。そしてこの同じ年の10月・・・

壇上で演説を行っていた浅沼稲次郎・社会党委員長を、突然襲いかかった17歳の右翼の少年が刺殺する事件が起きたのです。この年から62年・・・

■元総理の銃撃という前代未聞の事件

7月8日、安倍晋三・元総理が奈良県で街頭演説中に、背後から銃撃され、命を落としました。

岸信夫・防衛大臣
「まさに民主主義に対する冒涜だ。このような暴力によって言論の弾圧が行われるようなことはあってはならない」

小池百合子・東京都知事
「どのような理由であっても、こんな蛮行は許せません。民主主義への挑戦です」

そして安倍元総理の地元・山口県では・・・
女性
「ほんとにかわいそうよねえ」
男性
「民主主義という選挙をやっている途中にこういうことをやるのは、本当に卑劣」

日本の元総理が、白昼街中で凶弾に倒れるという前代未聞の事件。ところが、こうした事件は、平成の時代になってからも、何度も繰り返されてきたのです。