派閥事務所は「毎週木曜、みんなでお弁当」の例会

――続いて、派閥の事務所というものについてお聞きしたいです。議員らは派閥事務所で何をしているんでしょうか?

(佐藤ゆかり氏)毎週木曜日の昼0時から、派閥の例会というのを各派閥でやっています。そこで一緒にお弁当を食べて、元会長を務める最高顧問という重鎮の議員さんが訓示を述べて、それをみんなで聞いて、国会の情勢に対する対応のあり方とかを若手議員も学んでいく場です。もう一つ大事なのは、幹部がそろいますから、日頃は忙しく散り散りばらばらの幹部が一堂に会するので、例会が終わった後に、ちょこちょこっと走っていって相談事をしたり、調整したり、そういう場としても欠かせない機会です。

――特捜部の任意の事情聴取に対して、二階派の元会計責任者は「パーティー収入の一部について、収支報告書に記載すべきものだとわかっていた」と、不記載を認めていることがわかりました。佐藤さん、二階派の会計責任者とは、どんな人なんでしょうか。

(佐藤氏)会計責任者は、事務局長を長く務められた方で、当然ながら志帥会を支えてこられた大変責任感のある、しかも温厚な人柄のご年配の方です。ですから、本当にこういうことが起きているというのは、自身がいた派閥でも非常に驚きを持って見ているという状況です。

――二階さん自身はわかっているんでしょうか。