ノルマは達成して当然

(政治ジャーナリスト武田一顕氏)二階派ってすごく温かい派閥だって私は聞くんです、ある候補者が危ないとなると、10人も15人も、国会議員が選挙区に入って応援するっていうようなところもある反面、ノルマはきつい、っていう話もある。さっき豊田さんが言ったように、「ノルマがどうしても達成できませんでした」とはとても言えない雰囲気ってことでしょうか。
(佐藤ゆかり氏)そうですね、ノルマは達成して当然。所属議員であれば当然、ということだと思います。ただ「大軍団で行く」っていうのが二階スタイルなので、私も地元では、二階さんが5~6人引き連れて応援に来てくださったことありますし、そんなにトップダウンでもなく、みんなの意見を聞くっていう聞き上手の方でもあります。
――ノルマ達成の話を聞いていると、何かベクトルが違う方向に向かってやしないか。
(佐藤氏)私も国会議員として、現職16年、自民党の中でかれこれ20年させていただいてまいりましたけど、やはり思うのは、政党交付金が少なすぎること。あまりにもパーティーに頼りすぎてるってことですね。我々も好きで積極的にパーティーをしようとは思っていません。政策に集中したいんです。ところがお金が足りないのでやらざるを得ないっていうジレンマ、これは多くの皆さんに理解していただきたいと思います。