ノルマは大変なのか?

――二階派からは、「ノルマが大変」と言って桜田義孝元大臣が離脱。小泉龍司法務大臣も抜けて、志帥会は38人となっています。佐藤ゆかりさんは無派閥からスタートされていますが、何がきっかけで二階派に入ったんですか。
(佐藤氏)一時期、落選して民主党政権になり、そのとき自民党が下野をして、参議院議員もやっていました。実はそのとき小さな派閥に入っていたんですね。でもやはり予算委員会での質問とか、NHK中継が入るとか、花形議員としての出番がある、こういったときは「派閥の力学」で、大きな派閥から登板する議員が出てくるんですよね。力学で言うと、やはり一定の派閥に入らないとなかなか機会をもらえない、というのが国会議員の現状です。
――ノルマは大変なんですか。
(佐藤氏)私どもはそれほどノルマは大きなものではないですが、大臣経験者になりますと、ノルマが大きくなっていく、また期数とともに大きくなります。ただ我々でもノルマをこなすのは大変で、二階派のパーティーだけではなく、都道府県連のパーティーもあれば、自分たちのパーティーもあります。年間5、6回とパーティーをやらなければいけない。