交通状況には注意 「自分が加害者になるという意識を」

上村キャスター:
日本海で寒気がぶつかって雪雲が発達するJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)という場所があります。大陸から来た寒気が朝鮮半島の白頭山という山にぶつかり、2つにわかれていたものが、また日本海で集まると雪雲が発達しやすいそうです。

森田気象予報士:
寒気が集まってくると、その部分でより雪雲が発達するという状況になっています。
井上貴博キャスター:
毎年のように白頭山さんから寒気が集まってきてと言われますが、今年は西日本、山陰地方も雪が多いなと思います。
森田気象予報士:
実はこの2つにわかれた寒気のぶつかる場所よって、山陰地方になったり北陸になったり、東北地方の北部になったり大雪の場所も変わるということです。
井上キャスター:
だから、普段、雪や寒さに慣れていない地域の皆さんのところでは「ドカ雪」と言われますけれども、一気に雪が降るってことがあるわけですね。
産婦人科医 宋美玄さん:
雪は大変だと思うんですが、冬休みになるなのでスキー場とかにはこれは朗報になのかっていうのも気になるんですけど…
森田気象予報士:
交通関係が心配だと思います。先頭の車両が事故を起こさないと、玉突き事故にはなりません。だから被害者ではなく、自分が最初の加害者にならないように自分が加害者になるという意識を持っていただきたいですね。
井上キャスター:
確かにスキー場にとって、今年はオープンが先延ばしになってなかなか利益の面も厳しいと言われていた。でも、これだけドカ雪になると他のリスクが高まってしまって物流が止まってしまうかもしれない。もう少しいい具合に雪も降ってほしいと思ってしまいますね。