「(衝撃検知でなく)エアバッグがタイマーで開く」

 でも、軽自動車は販売価格を抑えなきゃいけないから、安く、正しいものを短期間に詰め込むというのが、近年の流れです。そのため「現場のプレッシャーがあった」というんですが、今回、古いものは1989年とわかってるわけで、何十年も前から起こっているということは、それだけが問題ともいえない。企業体質等々、根深い問題だと思います。

――不正を具体的に見ていきましょう。「本来、衝撃を検知して作動するエアバッグの認証試験で、タイマーで開くようにしていた」。これは、試験をパスするためにしていたのですか。

(桃田健史氏)カーテン式のサイドエアバッグ、ボンと開くものですが、検査ではECU(小さいコンピュータ)を使って感知することで、認証試験を通さなきゃいけないんだけど、『ECUの手配が間に合わなかったので、仮にタイマーを使って検査を通しちゃいました』というのです。