不正行為、34年前から確認されていた
こうした不正が行われてきた背景に、一体何があったのでしょうか?
第三者委員会によると、「短期開発が進められたことが、原因として関係しているのかなと思う」としています。
報告書では、過度にタイトで硬直的な開発スケジュールによる極度のプレッシャーがあった、と指摘されています。
また、現場任せで、管理職が関与しない体制があった、という指摘も。

社内アンケートの回答では…
「トヨタの期待に応えるために、リスクを考えずに進めたことが、大きな要因だ」
「“出来ない”が言えない雰囲気。担当者が解決するのが当たり前、という組織風土が根本的原因だ」
この不正行為、古くは34年前(1989年)から確認されているということです。
ダイハツ工業の奥平総一郎 社長は20日、「30年と言いますと、相当昔のことで、自分自身もわからない。ただ、内容については、できる限りの努力をして、調べていきたい」と話しています。
