ダイハツ工業が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題。きょう、異例の態勢で国土交通省の立ち入り検査が入りました。

試験で174の不正行為を確認

加藤シルビアキャスター:
不正が確認されたのは、64車種にのぼっています。
ダイハツといえば、軽自動車の新車販売で、17年連続でシェアNo.1を誇っている会社。
11月の新車販売台数では、2位にタント、5位にムーヴが、ランクインしています。
さらに、トヨタのパッソ、スバルのステラなどの供給もしています。

そのダイハツに今回、174の不正行為が確認されています。

例えば、不正加工・調整
エアバッグの試験で、本来は、衝撃があった際に作動するはずのエアバッグが、タイマーで作動するようになっていた。

また、虚偽記載
ヘッドレストの試験で、助手席側の試験結果を、運転者席側の結果であると記載していた。

その他にも、タイヤの空気圧や、衝突速度などに関して、虚偽記載があったということです。