来月スタートする新NISA。「始め方は?」「どれくらいの額を投資すれば?」など…いまさら聞けない疑問を解説します。

今さら聞けない新NISAの基本 100円から投資 リスクも

南波雅俊キャスター:
新NISAについて基礎の基礎から説明していきたいと思います。

まずは、通常の投資とNISAとの違いです。

【通常の投資】
利益が100万円出たとすると、税金が大体20%かかるので“利益”という意味では手元には80万円しか残りません。

【NISA】国が作った税制の優遇制度
非課税なので、利益が100万円あったら手元にそのまま100万円残ります。

この新NISAを始めていくためにはどういうことが必要なのでしょうか。

【これから始める人】
金融機関(銀行・証券会社など)でNISAの口座を開設してください。口座は1つしか開設することができません。

【現行のNISAを利用している人】
自動的に新NISAの口座が開設されます。

さらに説明していきます。
新NISAの▼つみたて投資枠▼成長投資枠「併用可能」です。

【新NISA】※対象年齢:18歳以上
▼非課税保有期間
つみたて投資枠・成長投資枠とも、現行は期間限定→無期限

▼年間投資枠
つみたて投資枠 現行40万円→120万円/成長投資枠 240万円

この2つを合わせた▼非課税の保有限度額が1800万円になります。現行のつみたてNISAは800万円でしたが、事実上1000万円多くなります。この制度は恒久化します。

【新NISA“2つの枠”どう違う?】
▼つみたて投資枠
“長期・つみたて・分散投資に適している”
(金融庁規定の用件を満たした投資信託などに限定)

▼成長投資枠
“株式など幅広い商品が購入可能”
(つみたて投資枠よりハイリスク・ハイリターンなものもある)