ガソリン価格は全国ワーストレベルで推移

ウクライナへのロシアの軍事侵攻が続く中、イスラエルとハマスの軍事衝突も始まり、世界経済の先行きが見通しにくくなっています。

とくに原油を中東諸国に依存している日本にとって、今後の中東情勢はガソリン価格やエネルギー政策に影響します。

長崎県のレギュラーガソリン価格は、9月の1リットル192.5円をピークに、183円台まで下がったものの、高止まりが続き、全国ワーストレベルで推移しています。

また、長崎市の消費者物価指数は、3年前を100とすると10月は107.1まで上がっていて、去年の同じ月と比べても3.2%ポイント上昇しています。

元日銀長崎支店長の平家達史NBC論説委員は、物価高騰が続く要因について次のように分析しています。

平家達史 NBC論説委員:
一度上昇した物やサービスの価格なんですけども下がっていませんので、水準としての“物価高”として続いているんですね。こうした中で政府が言う『物価上昇率を超える賃上げ』の実現が重要なんですけども、それはまだ十分とは言えないなというふうに思います。

100年に一度の再開発が進む長崎市、2024年にかけて大型施設も続々と完成します。