「佐川さんに手紙…謝ってくれたら裁判やめる」それでも続けるのは「夫を思うと負けてられない」

「私、事前に佐川さんにお手紙を出しました。もし佐川さんが私に、夫に手を合わせてくれて一言でも謝ってくれて、あと、改ざんに関わること、知ってることがあったら教えてほしい。もし教えてくれるんだったら私はもう裁判今すぐにでもやめますっていうことを弁護士の先生を通じてお伝えしたんですけど、一切お返事いただけませんでした。今日この判決にも、あちらの弁護士さん、もちろん佐川さんも来てくださらなかった。」

――上告に向けてのお考えは?
「私は、もちろん、上告します」

――一緒に聞いていたとしたら俊夫さんはどういうふうに判決を受けとめていると思いますか?
「夫は判決よりも私の心配をしているんじゃないかと思います。だけど、夫が受けたもういじめのような、仕事上での辛い辛い思いを思うと、私はやっぱり負けてられないし、勝てないとわかっていても、これを続けるしか私には道が残っていないなと思います」