”逃げる”佐川氏は「私よりも絶対辛い思いをされている」その胸中は・・・

――判決の瞬間は裁判長の顔をずっと見ていたがどういう思いだった?
「この人これしか言われへんねんなって思いましたね。あの人が裁判官という立場でお話をされているので、本当は道義的にはっていう話さっきもありましたけど、本当は謝るべきだと。個人的にはきっとこの方も思っているんじゃないかなという思いで見てました」

――それは判決を聞く前からそういうふうに思っていた?
「でも法律ってなんのためにあるのかなと思うし、あと今日一番思ったのは、何となくこのニュースを見てる人は、これでまた佐川さん守られたってきっと皆さん思われると思うんですけど、私は逆で、佐川さんまた捨てられたと思いました。これで社会にまた出にくくなると思います。私は上告しますし、本当のことを喋らない佐川さんが一番今この裁判の中で、私よりも絶対つらい思いをされていると思います。佐川さんは本当にまたこれからつらい毎日を過ごすんじゃないかと思います」

――それは雅子さんの”優しさ”から来る思い?
「いやいや。夫は『国民の皆さんのために僕は働けて、それを誇りに思っている』と言葉に残してくれましたけど、佐川さんは上向いて仕事して、今でもずっとどこかを見て。公務員(としての仕事の)中で税金から給料いただいている中で起こしたことなので、国民に分かりやすく説明するのがあの人の義務だったと思いますけど、未だにそれを果たさず逃げている。誰かが助けてくれると思っておられるのかもしれないけど、それは無いと思います。本当、気の毒だと思います」