新たなシンボルになることを期待
(愛知・大村秀章知事)
「名城公園の木々と調和し、緑との一体感を創出する、グローバル水準の施設・サービスを備えたアリーナが実現できると確信している」
4年後の2026年のアジア大会や、大相撲名古屋場所などの開催に向け、名古屋市の名城公園の一部に建て替えられる新しい愛知県体育館。
7月から工事が始まるのを記念して、7日、名古屋市北区で起工式が行われました。
県と民間企業の経営ノウハウなどを生かして運営を行う「PFI」方式を採用し、建築のデザインは新国立競技場や名古屋の御園座などの設計で知られる、隈研吾さんです。
(建築家 隈研吾さん)
「日本文化を木組みによって象徴するデザイン」
デザインは木組みをいたるところに活用して、公園の木と調和するように作られます。
新しい愛知県体育館の最大収容人数は1万7000人で、2025年夏にオープン予定です。
一方、アジア大会のメイン会場は、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで、現在建て替えの工事が行われていています。
最大収容人数3万人のスタジアムが、2025年度末に完成する予定です。
また、ことし3月、73年の歴史に幕を下ろした名古屋競馬場の跡地は選手村になる予定で、大会に向けこの地方の施設の整備が、着々と進められています。