大谷が惚れこんだ2人のキーパーソン

山内キャスター:
異例の契約内容についてもわかりました。ポイントとなるのは2人。
ひとりは、球団オーナーのウォルター氏。資産は3000億ドル以上で2012年にドジャースを買収しています。
そして、もう1人が、編成本部長のフリードマン氏。レイズを低予算で立て直した実績を持ち、2014年にドジャース入り。
大谷選手の公式SNSのアイコンも、この2人とのスリーショットになった。

契約内容には、「この2人のうち、いずれかが退団した場合、大谷選手側から、契約を解除することが可能」という条項があることがわかりました。
MLB取材歴29年の笹田幸嗣氏によると、「2人のこの思いに惚れこみ、異例の契約に至ったのではないか。この3人の結束の強さということを感じた」ということでした。

井上キャスター:
今回の契約は、契約金の90%以上を後払いにするなど、もともとから異例と言われている。これがまかり通ると、お金持ちの球団ばかりが良い選手を集められるので、良くないのではと、アメリカの一部で批判が上がっていた。でも、この会見で、大谷選手の思いがわかると、アメリカメディアとしても、やはりこれは良いことだったんじゃないか、ということになっているみたいですね。
契約金として1000億円。年俸で3億円ずつもらうので、10年契約が終わったあとに、残りの年俸をもらう。

産婦人科医 宋美玄さん:
その年俸に、10年間のうちに金利がついて、増えることはある?

井上キャスター:
一部情報だと、無利子で、大谷選手はオーケーを出しているそう。年間の運用益だけで、億単位になるのに、それはいらないと。

日比麻音子キャスター:
会見の節々から、優勝への思いがほとばしっていたので、チームメイトもすごく鼓舞された会見だったと思います。