救急室には30人以上のスタッフが集められる…栗田医師は拡声器で指示

午前11時13分。1人目の患者が搬送されてくる。通報から55分後のことだ。患者は5人がかりでストレッチャーからベッドに移される。この時、既に心停止の状態で、すぐに心臓マッサージが始められた。
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10分後、2人目の患者が運ばれてくる。最初の患者と同じよう、隣のベッドでもすぐに心肺蘇生が始まる。患者1人につき医師2人、看護師3人と記録係の事務員が1グループとなり患者の対応にあたったという。
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さらに10分後、4人目の患者が運ばれてきた。この時、病院中から30人以上のスタッフが集められ、救急室の中は人でいっぱいになっている。

カメラに映る栗田医師。拡声器を片手に大勢の医師らを指揮する様子がうかがえる。
(栗田晃宏医師)「できるだけ混乱させないようにするのが私の役目でしたので、とにかくシンプルな処置をするようにと拡声器を使って、なかなか声も通らないので、そういう指示を出していた状況です」
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病院に搬送されたのは6人の患者。しかし、みな一酸化炭素中毒で既に心肺停止の状態だった。体にススが付いているものの火傷はなく、呼吸器をつけてできるだけ多くの酸素を体内に運ぶ処置が行われた。
(栗田晃宏医師)「実際には全く酸素が体の周りを回ってないので、脳に対するダメージがかなり早い段階で…。脳が回復できないような状態になってしまいますし、脳の後遺症も高い確率で生じていくような病態ですね」














