■もっと簡単に!ショート動画で啓発

でも、こうした比較サイトがあっても、選挙に関心を持ってもらわなければ、意味がない。10代の投票率は、60代の投票率の半分程度しかありません。

そこで、鈴木さんたちは、こうした若い世代に向けた新たな取り組みとして、動画投稿アプリ「TikTok」を活用。TikTokは30秒~1分くらいのショート動画ですが、鈴木さんたちは、選挙にまつわる豆知識を、1分の動画にして公開しています。これについても伺いました。

ーーでも、なんでTikTokなんでしょうか?

選挙ドットコム編集長 鈴木邦和さん:
若い世代の皆さんって今、検索エンジンもあまり使わない。使ってツイッターで、メインはYouTubeとTikTok。そういう方々が普段使ってるプラットフォームに、我々、選挙、そして政治家も入っていかないと、なかなか届かないんです。

ーーさすがにTikTokでは短すぎて伝えきれないのでは?

選挙ドットコム編集長 鈴木邦和さん:
いえいえ、政治家の長い説明なんかまったく見てもらえないので、もう本当に一分で勝負しなきゃいけないんです。相当工夫をしないと難しい。シンプルに、「まずは参院選がある」と。そもそも選挙に関心を持ってもらうことが、今回の動画の目的です。「選挙で投票するのは難しいのか?」とか、「全国の投票所の数って実はセブンイレブンの数より多い」とか、「日本の国会議員の女性の割合はどのぐらいですよ」など、ショート動画をいろいろ発信!こうして、投票のマッチングサービスと共に、まずは選挙に興味を持ってもらうための取り組みにも力を入れていました。

今回ご紹介したのは・・

▼各政党の違いがわかる「みんなの未来を選ぶためのチェックリスト 参議院選挙2022」
▼あなたの考えに近い政党がわかる「2022参議院選挙 投票マッチング」
▼TikTokで若者に投票を呼びかけているのは「選挙ドットコム」

投票前にチェックしてみてはいかがでしょうか?

(TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」取材:田中ひとみ)