最近増加しているインターネットバンキングを使った「電話でお金詐欺」。
長野県の上高井郡内に住む男性が、およそ1,700万円をだまし取られる被害にあいました。

警察によりますと、12月中旬、上高井郡内の60代の男性が経営する会社で、社員がパソコンを操作していたところ、画面に「ウイルスに感染しました」などと書かれた警告文が表示されました。

男性が画面に表示されている連絡先に電話したところ、ソフトウェア会社の社員を名乗る男から「修理代で499円かかります。すぐにインターネットバンキングで支払ってください」などと求められました。

男性はインターネットバンキングを利用して、指定された口座に499円を送金。

その翌日にも電話があり、不審に思った男性が振込履歴を確認したところ、9回にわたって1,690万円が引き出されていることに気づきました。

警察は、499円を振り込んだ段階で、何らかの方法で男性の口座情報が抜き取られ、被害にあったものとみて調べています。

また、「ウイルスに感染した」などの表示が出たり、電話でウイルス感染に関する話をされたりしたときは、まず警察に相談するよう、呼びかけています。