宮城県塩釜市の佐藤光樹市長が12月、有権者の市民に対し「喪中はがき」を送付し公職選挙法に抵触する恐れがあるとして謝罪しました。さらに、村井宮城県知事も先週「喪中はがき」を県内外の人に送っていたことが明らかになりました。
塩釜市によりますと、佐藤市長は、今年4月に父親が亡くなったため年賀はがきを出せないという内容の「喪中はがき」を12月、有権者である市民に送付しました。その後、関係者から指摘があり調べたところ、公選法に抵触する恐れがあるとわかりました。「喪中はがき」はおよそ440通送付したということです。
佐藤市長は「認識の甘さを猛省し心からお詫び申し上げます。二度と同じ過ちを繰り返さないように注意致します」などとコメントしています。
また、宮城県の村井知事も今年9月に母親が亡くなり、県内外の人に喪中はがきを500通ほど出していたことを明らかにしました。
村井知事は、「法律であいさつ状禁止の規定は認識していたが、喪中はがきが対象になるとの認識がなかった。深く反省し、県民の皆さまにおわび申し上げます」とコメントしています。
公職選挙法では、政治家が選挙区内の有権者に年賀はがきや喪中はがきを送る行為を禁じています。
なぜ「喪中はがき」がだめなのか、県選管に取材しました。














