薬局では…若者が特定の薬を大量に買おうとする動き

いっぽう、大阪・ミナミで薬局の声を取材しました。大吉洋平アナウンサーの報告です。

 大吉洋平アナ:女子高校生が車に乗ったとされる、大阪市中央区難波周辺の薬局で話を聞いてみました。確かに今、10代や20代の若い世代が、ある特定の薬を大量に買おうとする動きがあるということです。

 オーバードーズの危険性が指摘されていますので、薬局側としても「お1人様1箱までの購入です」と説明書きを掲示したり、場合によっては身分証の提示を求めたり、他店での購入状況を聞いたりします、という張り紙をするなど、大量購入に関するブレーキをかけている薬局がほとんどでした。

 そんな中、若い人がある特定の薬を万引きする、という動きもあるようで、明らかに特定の薬に対する、若い世代の異常な需要があるようです。

 大阪・ミナミだからこそ見えてきた1つの特徴というのが、『薬局が抱えるジレンマ』ではないでしょうか。

 ミナミは、インバウンド観光客が多いので、日本の薬をたくさん買って、自国で常備薬として使いたい需要もある。薬局も商売ですから、そういったところに販売したいのだけれども、オーバードーズの危険性がある。ここがブレーキになっている。

 会話をして、薬を買う目的などコミュニケーションが成り立った外国人には、場合によっては求められる量を売ることもあるそうですが、では日本人なら?若者なら?となると判断基準が難しいんです、と頭を抱える声もありました。若者と薬の歪んだ関係性が、市場にも様々な影響を与えていることが現場から見えています。