遺族がコメント「娘の尊厳をこれ以上傷つけるのはやめて」

遺族代理人は7日午後4時から会見を開き、亡くなった劇団員の遺族が「劇団がパワハラを一向に認めないことに憤りを感じる」などとするコメントを読み上げました。
【読み上げられた遺族のコメント】
「娘と会えなくなってから2か月がたちました。今でも娘からのLINE、電話をそして帰ってくる足音を待ち続けています。その間に様々なことがありましたが、劇団がパワハラを一向に認めないことに憤りを感じています。劇団が依頼した弁護士による調査報告書には到底納得できません。宙組の生徒が勇気を出して証言してくださったこと、私たち家族の訴えをまったく認めず、上級生を擁護する歪曲した内容になっています。しかしながら調査報告書が認定している事実だけでも当該上級生の言動が、パワハラにあたります。何日も何時間も感情に任せて叱責され、すみませんでしたということしか許されず、泣きながら謝り続けている娘の姿を想像すると憤懣やるかたない思いです。娘はもう何もいうこともできません。それを良いことに自分たちに都合のいいように真実をすり替え、娘の尊厳をこれ以上傷つけるのはやめてください。私たち家族は劇団とパワハラを行った上級生が真実を認め謝罪することを求めます」
歌劇団側との交渉をめぐっては11月24日には、面談交渉が行われ、遺族側が劇団などに対し過重労働とパワハラの事実を認めて謝罪と被害補償をするよう求めましたが、歌劇団側はパワハラの存在を認めなかったということです。
一方で、遺族の主張を真摯に受け止め引き続き協議したいと述べ、次回の面談交渉が12月後半に設定されたということです。














