長野市民病院 消化器内科部長 IBDセンター長 原悦雄医師:
「高校から大学に進学するとか就職するとか、あるいは結婚して妊娠出産、いろいろな人生の大事なところに病気がかかわってきてしまうので、よりきちんと治療してあげることが大事だと思っています」

若い人たちに増えているという潰瘍性大腸炎は、原因がわかっていないため、今のところは完治することはないと言われています。

ただ、新しい治療薬は次々と出ていて、症状をコントロールして、普段通りの日常生活を送るのに支障が出ないようになってきています。

長野市民病院では、じゅんくんの様に学校があるという患者さんには、授業の後に通院できる時間的な配慮もしています。

長野市民病院は、紹介制になっているため、まずはかかりつけ医に相談をするということになりますが、センターの存在が、各医療機関の安心にもつながっていると言えそうです。