大分県内のインフルエンザの患者数は警報基準を超え、およそ4年ぶりの大きな流行となる中、インフルエンザの薬不足が懸念されています。
県薬剤師会が運営する大分市のO.P.A薬局は、11月中旬頃からインフルエンザの患者が目立つようになる中、抗インフルエンザウイルス薬が不足しているといいます。
全国的な供給不足の影響で、6日時点で用意できる抗ウイルス薬は10人分もありませんでした。
(井口キャスター)「Qこの在庫が切れると次はいつ入るかはわからない?」(O.P.A薬局・岸本和義薬局長)「わからないです。出荷規制みたいになっていて、入ってこないというのがあるので少し困っています」
12月3日までの1週間の県内のインフルエンザの患者数は34.38人。およそ4年ぶりに警報基準を超えた前の週からほぼ横ばいで大きな流行となっています。
保健所別では西部が63.2人、東部が43.42人、大分市が39.94人と警報基準を超え、今後さらに拡大する恐れもあります。薬が不足すると重症化する恐れもあることから、OPA薬局では感染予防に努めてほしいと呼びかけています。
(O.P.A薬局・岸本和義薬局長)「インフルエンザの薬がひっ迫しているということが一番心配です。出来たら皆さんもマスクをして、手洗いうがいとかを衛生に気を付けてほしい」
一方、新型コロナの感染者数は1医療機関あたり2.84人で、2週連続の増加となっています。