少年の生きた証…細々とつないでゆきたい

日本が負け、GHQの政策が本格化すると、誰も友治について語ろうとはしませんでした。

友治の本を執筆 元中学校教師 橋本哲さん:「若い人には、たとえ『細い糸』かもしれないが、戦争のことが伝わるようになればと思う。私たちも細々とつないでいかなくてはという気がしています」

遺骨も遺品もない、物言わぬ少年兵の墓。17歳で真珠湾に散った友治、唯一の“生きた証”です。