冬アイス定着は「住宅環境の変化」気密性UPで暖かさ+エアコンで乾燥=食べたくなる
小笠原キャスター:
もうひとつの理由について、森永乳業冷凍事業マーケティング部の迫口真輔 部長は、「冬アイスの定着は、住宅環境の変化が関係しています」と話しています。
内閣府の調査では、エアコンの普及率は、2000年以降、80%台後半。2020年になると91%。
そして住宅の気密性のアップ。昔の家のつくりと比べて、気密性がアップすることによって、エアコンを20℃に設定した場合、1970年時点では、体感温度が16℃だったものが、2020年時点では19℃に。

迫口さんによると、エアコンの普及で、室内が乾燥し、喉が渇く。そして気密性がアップし、室内が温かくなる。「冬でもアイスが食べたくなる環境が整っている」と言います。

日比麻音子キャスター:
夏は、外でアイスを食べられないくらい暑かった。溶けてしまうし。冬の方がマッチする感じに。
“冬アイスで幸せ” 本当?脳波で検証
小笠原キャスター:
冬に、暖かい部屋で、アイスを食べると、幸せになる、なんて言われています。
実際に、私の脳波を使って検証しました。

慶応義塾大学の満倉靖恵教授の監修のもと、“感性アナライザ”という、脳波から取得した情報で、ストレス度や高揚度などの感性を分析する計測器を使って検証しました。
満倉教授「もう心が丸わかりになります」
頭につけるバンダナの内側に、センサーが2つ付いていて、耳たぶにも1つセンサーをつけ、計測されたデータを、タブレット端末で見られます。
満倉教授「ストレスが最初の状態の20%減ですね」

「心が丸わかりになる」と言われて緊張して、ストレス度が上がりましたが、アイスを食べ始めると、ストレス度が一気に減って、好きの数値が勝りました。
日比キャスター:
寒いとストレスがかかりますから、アイスと一緒に、幸せ度を上げていかないと。