また、同じくこの時期に気を付けたいのが、「温熱」とは逆で冷水や冷風に触れることで発症する「寒冷じんましん」です。
こちらは防寒がカギとなるので、疑わしい人は外出時、コートやマフラー、手袋などを適切に着用するようにしてください。
そして発症後も注意が必要です。
かゆみにまかせてかき続けると、それが新たな刺激となって悪化する恐れもあるため、「温熱じんましん」の場合は患部を冷やして、「寒冷じんましん」の場合は患部を温めてかゆみを抑えるのが良いのだそう。
症状がひどい場合には、飲み薬や塗り薬などで対処します。

そして…
いしはら皮膚科クリニック 石原政彦 院長
「重症化で一番問題なのがアナフィラキシーショック。普通は軽くて済みますが、呼吸困難、さらには本当にショックになると…ひどい場合ですね。そこは注意してみていかないといけません」
重症化のリスクもあるじんましん。すぐ引くからといって安心せず、まずはかかりつけの皮膚科を受診してほしいということです。