「昭和のガラス」が生まれ変わる

透明なガラスと色ガラスをつなぎ合わせて生まれるステンドグラス。材料になっているのは、今では使われなくなった昭和のガラスです。独特の手触りや柄の味わいが、今のガラスとは違う温かみのある雰囲気をかもし出します。

店を継ぐとき、屋根裏に眠っていた古いガラスを見つけ、その味わいに魅了されたという三保谷さん。

三保谷さん「使いたくてもサイズが合わないとか、使う用途がないので集めても仕方ないと思っていたけど、ステンドグラスでガラスを繋ぎ合わせれば、いかようにでも作ったり、色ガラスも組み合わせられる、いろいろなことができると思って、ステンドグラスを学んで、古いガラスを生かす方向に進んで来ました」

数年前から始めた、ガラスのリメイク事業。古いガラスにしかない魅力を今の時代に残したいと、家の解体などで捨ててしまうはずだったガラスを、三保谷さん自ら回収して作りかえています。

これまで作ったリメイク品に、ひとつとして同じものはありません。今では県外からも依頼があるといいます。

この日、お店には埼玉県から1組の夫婦がやってきました。お目当ては、昭和ガラスを使って作られたリメイクインテリアです。

干場竜志さん「うわー、こんな風に生まれ変わるとは」