■「開きやすい」って本当?実験してみた

この用紙のもう一つポイントは「開きやすさ」だ。せっかくならそのすごさも確かめたい。早速「投票用紙ダミーサンプル」を借りて実験をしてみた。

実験①投票用紙を折ってみた。
「開きやすい」といっても、折り目が戻るのはせいぜい90度くらいであろう。そんな風に思いながらまず普通に折ってみる。
左が普通紙、右が「投票用紙」 
おおお。さすがだ。90度をはるかに超える約135度も開いているではないか。手を離した瞬間勢いよく開き、触っていなくても内側の文字が読める。

それならばと、爪でしっかり折ってみる。投票用紙さん、痛いかもしれないがごめんね。爪でしっかり折り折り折り折り・・・
うむ、少し開いている。しっかりと爪で跡をつけても開こうと頑張っている。やはり「開きやすさ」は抜群だ。

実験②折れにくいというなら、折り鶴で対抗してみた~時間を計りながら~
では、たくさん折ったらどうだろう。ドキドキしながら折り鶴を折ってみた。折り終わるまでの時間を計ってみると・・・
「投票用紙は折りづらい…」完成までにかかった時間の差は約1分
はっきり言って折りにくい。一度折った部分は、折ってもすぐに開いてしまうため、折った部分を押さえながら次の工程を作業する必要があった。結果完成までの時間は、普通紙の折り鶴は1分42秒だったが、投票用紙では2分37秒もかかった。

その後観察を続けると、普通紙で折った折り鶴は微動だにしない。しかし、「ユポ」で折った鶴は、徐々にあごを上にあげ、必死に折り目に対抗している様子が確認できた。
投票用紙作った折り鶴 あごが少し上がってきている??
取材の最後に、どうしてもあの「スラスラ」っと書けるなめらかな書き心地を日常でも体感したいと思い、投票用紙と同じ性質の商品はどこで購入できるのか聞いてみた。

残念ながら、販売はしていないそうだ。一般の「ユポ」は、ネットやダイソーで購入できるが、投票用紙は一般の「ユポ」とはまた別物とのこと。

ユポ・コーポレーション 管理本部総務部マネージャー 松田篤さん
「書き心地と開きやすさを確認に投票に行ってほしい」

ユポ・コーポレーション 営業本部加工品部長 鹿野さん
「そういった興味本位でもですね、ぜひ投票所に足を運んでいただいて。少しでも、投票率のアップに貢献していけたらな、もっと広く広めていきたいなと思っております」

投票所でしか味わえない「書きやすさ」と「開きやすさ」。7月10日投票日当日、存分に投票用紙の書き心地のよさを味わおう。

あなたもぜひ投票所で確認してみては?