佳子さまは、国際親善の重要な担い手に
今回の佳子さまの訪問を通して、ペルーでは、日本について理解を深めた人も多かったのではないだろうか。
現地時間の11月6日、佳子さまが訪問した「ろう学校」では、佳子さまに見てもらうため、一つ一つのクラスが模造紙に、日本の山や、花、動物など調べたことを書いてあり、日本を知る機会になったことがうかがえた。
各地の歓迎式典では日本の曲が流れ、着物を初めて着たというペルーの子どもたちもいた。日本の文化、日本とペルーとの歴史を学んだ人も多かったはずだ。

そして、笑顔を絶やさず現地の人と交流し続けた佳子さまは、現地でも受け入れられ、「まさに笑顔のお姫様」と呼ばれる場面もあった。沿道で出待ちする人の数も、徐々に増えていったのが印象的だった。
佳子さまは帰国後、ペルー訪問の感想を文書で寄せ「ひとつひとつの出会いや出来事はどれも心に残る大切なものであり、これからも幾度となく思い出すことと思います」と振り返られた。
佳子さまにとって海外での国際親善は、今回が2回目。これから佳子さまの活動を通して、どれだけ多くの人が「日本」を知ることになるだろうか。皇族が減少する中で、佳子さまは、国際親善の重要な担い手となっている。
TBSテレビ 宮内庁担当 米田祐輔