現地にマンションを借りる“万博おばあちゃん” 当時の温家宝首相から御礼状も

山内キャスター:
たまには前向きな意見も聞きたいということで、万博をとても楽しみにしている方に取材をしました。その名も“万博おばあちゃん”と呼ばれている方なんです。
万博おばあちゃんこと、山田外美代さん(74)です。2005年の愛知万博が近所で行われたということから、家族にすすめられ魅力にはまりました。なんと、皆勤賞でした。その後すべての世界中の万博を訪問しています。
特にアジアで行われた上海万博(2010年)と韓国の麗水万博(2012年)は、毎日訪れるためにマンションを現地に借りました。そして、こちらも皆勤賞になったということなんです。

上海万博では、当時の温家宝首相から御礼状をもらいました。
直筆の御礼状には、「感謝」や「幸福」や「愉快」というような言葉もあります。

では、万博おばあちゃんこと山田さんは、どんなふうな楽しみ方をするのか。
まずは大阪・関西万博のおすすめスポットですが、まさにお金の問題でも注目されている「木造リング」と呼ばれる大きな木の屋根です。
日本を中心に建てられるパビリオンで、「真ん中で地球を感じたい」というのが楽しみの一つ。

でも、山田さんの一番の楽しみは、人との触れ合いだということなんです。
2012年、韓国の麗水万博でのリトアニア館とタイ館で、交流している様子もありますが、いろいろなパビリオンで世界中の人とコミュニケーションをとるのが山田さん流だそうです。
▼挨拶、日常会話を覚えてコミュニケーションをとる。▼一緒に写真を撮って、後日プレゼントするそうです。なので、現地には写真を印刷するプリンターを必ず持って行って、▼翌日には写真を持っていくということです。