天皇皇后両陛下の長女・愛子さまがきょう、22歳の誕生日を迎えられました。
誕生日に合わせ、愛子さまが宮内庁・書陵部で江戸時代に作成されたとみられる「むし双六の和歌」や室町時代の「百人一首」の写本をご覧になる映像が公開されました。
愛子さまは、今年4月に学習院大学文学部日本語日本文学科の4年生に進級されました。新型コロナの規制が緩和されたことを受け、対面で授業を受けられるようになりました。
「大学最後の1年間、この緑豊かなキャンパスで、良い学びができましたらと思っています」
宮内庁によりますと、平安、鎌倉、江戸、明治時代の物語や和歌をはじめとする文学作品などを通して、それぞれの時代の思想や文学への学びを深め、卒業論文の執筆も始められているということです。
対面での旧友との交流や新たな交友関係も広がり、残りわずかとなった学生生活を楽しんでいらっしゃるということです。
今年は、2019年以来控えていたご一家でのご静養も再開し、4月には栃木県の御料牧場に、8月から9月には那須御用邸付属邸で静養されました。
「那須は本当に自然が豊かで、空気もとてもきれいでリフレッシュ、豊かな自然に触れながら、リフレッシュできればなあと。そして、大学残り半年、残り半分、いろいろなことに取り組めたらなあと思っております」
天皇皇后両陛下と一緒に出かけることが増え、5月と10月には陛下と一緒に宮内庁楽部で雅楽演奏会を鑑賞されました。
また、9月にはご一家で日本伝統工芸展を訪れ、日本工芸会総裁の佳子さまも同席し、作品についての感想を佳子さまと楽しそうに話されていたということです。
11月には「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」の特別展では源氏物語絵巻の「夕霧」を見て、当時の女性の慣習について両陛下に説明するなど、知識の深さが垣間見えました。
また、愛子さまは福祉や救護活動全般に関心を持たれています。10月にはご一家で日本赤十字社本社を訪れ、被災地などの救護活動で命を落とした看護師らの慰霊碑に花を供え、拝礼されました。ここで開催されている関東大震災発生から100年目の企画展で、当時の救護活動や医療器具などについて説明を受け、興味深く展示をご覧になっていました。
新年には3年ぶりに再開した「一般参賀」に初めて臨み、皇族方と並んで国民からの祝賀を受けられました。2月23日の天皇誕生日の一般参賀にも臨まれました。
愛子さまは動物好きとして知られています。10月にはご一家で宮内庁の厩舎を訪ね、来年、伊勢神宮の「神馬」となる予定の「本勇号」にニンジンを与えてお別れをされました。御所では犬の「由莉」や猫の「みー」と「セブン」など、動物との触れ合いを楽しまれています。
また、御所の庭の畑では白菜、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、シシトウ、落花生、バジルなどを楽しみながら栽培し、収穫されたということです。
この1年間、愛子さまは実り多い大学生活を送り、成年皇族としての経験を少しずつ積まれているということです。
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