日大アメフト部 今後はどうなる…?
井上キャスター:
どうしても大人の理論でどんどん進んでいってしまう。本来であれば、守られるべき学生が守られていないような印象を受けます。

先ほどの現役部員は「日大アメフト部員は約120人、関係者を含むともっと多くなる。寮に住むのは30人弱」だと話をしていました。寮で暮らしている学生は、少数派であることがわかります。

また、監督と直接会う機会については「まだない。話し合うことができていない」。思いを大学関係者に直接伝える機会は「(廃部と聞き)代表者何名かが伺ったが、廃部理由などは現時点でも理由は聞かされていない」。これらは学生側の主張なので、大学側に他の言い分があるかもしれません。
大学に裏切られたという気持ちありますか?と問うと、ぐっと言葉を飲んで、「裏切られたというよりも、まだこれからですけど」と話をしていたんですよね。やはり、大人への思いっていうのは感じてるのかなというふうに思いました。

田中ウルヴェ京さん:
言葉の選び方はすごく丁寧にされてるんだろうな、という印象はとても受けました。
一方で、わからないところが何かというと、「やれることをやろうとしたのに、やらせてもらえなかった」というところが、どこの部分であり、そして今やっていることがどこまでか、ということもおそらく言わせてもらえないのかもしれない、とか。
見える部分と見えない部分ってあるので、学生の皆さんが一丸となって何かをやろうとしたときに、やはりメディアよりも、本来は一番身近なステークホルダーである監督や、あるいは部長だったり、というようなところから話が本来は届くべきなのに、そこがどうなってるのかっていう。そのコミュニケーションのスムーズさですよね。そこにはすごく疑問を感じます。
ホランキャスター:
今のところ廃部へという動きですが、「廃部はさすがに厳しすぎるのではないか」という署名活動も始まっている中で、今後どうなっていくというふうに見られているでしょうか?
石渡嶺司 氏:
廃部は今のペースでいくと避けられないかな、と思ってます。そうなると、学生としては、自主的に活動する「同好会」ということでやっていくしかないかな、と見ています。