日大現役アメフト部員が激白「廃部理由も告げられていない」
薬物事件での逮捕者が3人出ていることなどから、学内の会議で「廃部」とする方針が示されているアメフト部。12月1日に開かれる予定の理事会で最終的な結論が出る見通しの中、現役部員が思うことは…

井上貴博キャスター
「カメラの前に出るのはすごく勇気がいることだったと思うんですけど、その中で訴えたいことは?」
日大 現役アメフト部員
「自分たちができることってあんまりなくて。大学側にちょっとでも気持ちを伝えるために考えて、メディアを通して。
薬物犯罪なので、それをチームから出してしまったのはダメなことなんですけど、それでも真剣に取り組んでいる選手たちがいるので、その人たちの気持ちをこのまま廃部にして、夢を潰してしまうのは絶対ダメだと思っていて。人生をかけてアメフトしている選手たちが、これからも続けられるように、廃部を撤回できるかわからないんですけど力になれたらなと思って」
――その思いを大学関係者とか上の人に直接伝える機会っていうのはなかったんですか?
「廃部が決定した後ですね。代表者が何名か伺ったんですが、ただそこでは求めるような返答といいますか、正直現段階で大学側から廃部に関して我々に理由とか、そういったものは伝えられていない状態で」

――今も全くないんですか?
「そうですね。理由とか、そういったものは現時点では聞かされていません」
――ちなみに、監督と直接会う機会はあったんですか?
「まだ。本当にここ数日間の出来事なので、そこまで話し合う機会がまだないです」
ここ数日間で廃部の話が浮上したことで戸惑う中、現状へのもどかしさも感じるといいます。
「シンプルにもっとアメフトがしたかったというのが一番の意見です。これからもできるのであれば、フェニックスとして練習試合に臨んでいきたいと考えています」

「日本一に向けて練習できると思っていて、そのために春シーズン頑張っていて。急にこうして問題になって出来なくなって、練習できなくなるのはしょうがないんですけど、本当に悔しいです。再開できたら膿を絶対出し切るので、自分たちはアメフトをやりたい。やらせてもらえるように、ちょっとでもみんなに応援してもらって支持されるように、アメフトを1日でも早く再開して、目標に向かって練習できるように取材をお願いしました」