盛岡市内で30日、3回目となる「いわぎんスタジアム」のあり方を検討する協議委員会の会合が開かれ、来年6月までとされていたスタジアム整備計画のリーグへの提出期限が1年間延長されたことが発表されました。

会合には、いわてアスリートクラブの秋田豊社長や、岩手県と盛岡市の担当者、それにいわてグルージャ盛岡のチームスポンサーの関係者など21人が出席しました。冒頭を除いて非公開で行われ、会合の後、取材に応じた秋田社長によりますと、協議委員会がリーグとの交渉を進めた結果、来年6月とされていた新スタジアムの建設計画案のリーグへの提出期限が1年間延長され、2025年の6月となったことが発表されました。
この結果、来シーズン・2024年のJ3で昇格圏に入ればJ2への昇格は可能となります。
2025年6月の時点で新スタジアムの整備計画案が提出されていない場合は、仮にJ2に昇格していても翌年J3へ降格となります。

(いわてアスリートクラブ 秋田豊 社長)
「昨年も(J2で)33億円の経済効果を岩手県にもたらしたというものがデータで出ていますので、僕たちは岩手県に、盛岡にお金を落としたい、町おこしがしたいと
思っています。先行投資になりますけれどもスポーツの、Jリーグを岩手県から無
くしてほしくないと思います」

次回の協議委員会は年明けにも行われ、引き続き新スタジアムの整備計画について協議する予定です。