国内では、糖尿病の患者とその予備群が合わせておよそ2,000万人いるといわれていますが、医療現場で、いま、その治療に使われる一部の薬の品薄状態が続いています。

背景にあるのは、ダイエットや美容というのですがどういうことなのでしょうか?

11月14日の「世界糖尿病デー」に合わせてライトアップされた国宝、松本城。

青色は、糖尿病啓発のシンボルカラー。

病気の予防や治療などが呼びかけられました。

多くの患者と向き合う糖尿病治療の現場が、いまある事態に直面しています。

松本市女鳥羽(めとば)にある『すずき内科クリニック』。

「体調は問題ないですかー」
「問題ないです」

専門医として治療にあたる鈴木尚美(すずき・なおみ)院長。

鈴木院長:
「注射、けっこう長いこと使っていて、これ使い始めてから体重も落ち着いて減ってきていますので、血糖値もかなりよくなりましたので」

この日、クリニックを訪れた患者は、週に1度、注射薬を打ちながら、血糖値をコントロールしています。

鈴木院長:
「週に1回の薬に切り替えてからは効果が上がってますね。この方にとってはこの薬がないと後戻りしてしまいそうな」

今、鈴木院長が心配することがあります。