ところが近年、新型コロナウイルスの影響もあったため、感染症の拡大防止の観点から、緊急時の「分散避難」が勧められる場合も最近ではあるそうです。
そのため、避難する際には『車中泊も有効』とされています。
エコノミークラス症候群に詳しい新潟大学大学院の榛沢和彦特任教授は、
「車中泊する場合はセダン型では2人が鉄則」と話しています。

そのうえで、車中泊をする際には
・衣服をゆるめる
・足元に荷物を置いて足を伸ばせるようにする、など
血栓ができない工夫をすることが必要だとしています。
このエコノミークラス症候群は、車中泊に限らず避難所での生活でも注意が必要なため榛沢教授は、普段からの備えとして非常用持ち出し袋に「弾性ストッキング」も入れておくと呼びかけています。

締め付けのキツい「弾性(着圧)ストッキング」が、足に血がたまるのを防いでくれるそうです。