【兵庫県】強風の中での一戦 冷静に対応した報徳学園

 18日(土)に行われた兵庫県大会決勝は、去年の全国大会準優勝・報徳学園と関西学院、5年連続の同じ顔合わせとなりました。去年はノーサイド寸前のラストワンプレーで逆転ドラマが生まれた両チームの対戦。今年も立ち上がりから両チームの激しい闘志がぶつかり合います。コーナーフラッグが斜めにきしむほどの強風の中で行われたこの試合。先にペースをつかんだのは、風上の報徳学園。SO菊川迪選手がキックを有効に使って敵陣深くに侵入すると、5分にPR森下陽希選手が先制のトライ。11分にも1トライを加えて、14対0とリードを奪います。一方の関西学院もこのあと反撃。ひとりひとりの間隔を狭くして丁寧にパスをつなぎながら報徳陣内に入ると、15分すぎからは報徳をゴール前にくぎ付けにして攻め込みます。しかし、報徳はひとりひとりが体を張った粘り強いディフェンスで関学に得点を許しません。逆にピンチをしのいだ報徳は28分、ウイングの長谷川諒選手がタッチライン際を快走、フォローしたSH日比野陽穂選手がトライ。貴重な追加点で21対0とリードを広げて、前半を折り返します。