「鍵を落としました」夕方の交番に女性が…

「お疲れ様です!」

練習が終わり、山中さんは午後5時半過ぎに交番に出勤。
すると30分後、1人の女性がやってきました。

女性「鍵を落としまして…」
笹口交番 山中秋乃さん「鍵をなくされたってことですかね?」
女性「そうなんです」

女性が落としたのは家の鍵。心配そうです。

笹口交番 山中秋乃さん「なんかキーホルダーとかついていますか?」
女性「ついているとしたら、ピンク色の丸いキーホルダー…」

落とした鍵の特徴を聞きながら、交番に鍵の届け出がなかったかどうか調べます。

笹口交番 山中秋乃さん「家に入れます?」
女性「入れません」
笹口交番 山中秋乃さん「入れないんですか?」
女性「入れません。どうしよう…」
笹口交番 山中秋乃さん「まだ届いてないみたいなので、遺失届の作成をさせていただきますね」

その2分後のことでした。鍵を拾ったという女性が訪れます。

拾った女性「鍵落ちてて…」
落とした女性「あー!あー!私のです!本当にありがとうございます!救世主」
拾った女性「でも、一回見逃しちゃったんですよ」
落とした女性「そこをわざわざ戻ってくれたんですね」
拾った女性「なんか良いことないなって思って…」

鍵を落とした女性は拾ってくれたお礼に1000円を手渡しました。
取材した記者が鍵を拾った女性に「良いことありましたね」と尋ねると、拾った女性は「ありましたね!昼寝から起きて金縛りにあってバイクでこけて…。鍵を見逃したらもう1回事故りそうと思って…」と嬉しそう。
ツイてない1日から一転、笹口交番が幸運を引き寄せたのでしょうか。落とした女性も拾った女性も笑顔で帰っていきました。

笹口交番 山中秋乃さん
「滅多にないですね。今回はタイミングが良くて…」