新潟県三条市の高校に“幻のピアノ”があります。
このたび2年半をかけた修復が終わり、23日にコンサートが開かれました。
この『エラール グランドピアノ』は、1930年にフランスの職人が製作したもので、国内ではわずか4台しか残っていません。

もともとこのピアノは三条東高校にありました。
93年前、前身の三条高等女学校時代に、同窓会や保護者らが費用を出し合い名器を手に入れたのです。

しかし劣化が進み、鍵盤の多くは沈み込んだままの状態に…。

そして2021年から、三条市の声楽家・永桶康子さんが中心となって修復を行っていたのです。

“復活”コンサートのチケットは完売し、開館前から会場に行列ができていました。